易の基礎知識
周易
易経に記された、爻辞、卦辞に基づいた占術。中国の周の時代に成立したといわれており、筮竹やサイコロ、コインなどを用いて得られた卦により占断する。
断易
周易を元に五行を加えて占断方法として発展したもの。
五行易または鬼谷易とも呼ばれ、古代中国の春秋戦国時代に鬼谷子(きこくし)によって作られたといわれている。
吉凶が明確にでること、またその吉凶の現れる時期(応期)がわかることが特徴として挙げられる。
易の基礎知識
陰陽説とは
宇宙に存在するありとあらゆるものは、二つの「陰」と「陽」から成り立っているとするもの。
太極図では、下に向かう黒い部分が陰、上に向かう白い部分が陽で、陰が強くなればやがて陽に、陽が強くなればやがて陰になることをあらわし、陰と陽には移りかわりがあることを示す。
静動、暗明、冷熱…といった二つの対立する性質を万物のなかに見ることができる。
卦とは
陽の線「―」(陽爻)と陰の線「--」(陰爻)を組み合わせた形。
3つの爻を重ねた八卦と、この八卦をさらに上下2つに重ねた六十四卦がある。